特徴

・溶融式(熱可塑性樹脂)の材料を専用機械を用いて路面に接着させる方法です。

長所

・機械さえあれば施工が容易でです。(1日300m)(ただし、交差点付近等の段組の警告型には不向き)

・交通解放までの時間が短くてすみます。特に夏場は5分で硬化します。

・曲線を描くことも可能です。

短所

・専用の施工機械が必要となるため、その分のコストがかかります。

・突起部の高さ、形状をJIS規格通りにする事は難しいです(特にハーフドーム型のRの規定)。

・他の埋込式ブロックや樹脂系の貼付式タイプに比べて耐久性には劣ります。

・除雪機械等による破損があった場合、一度その部分を含む周囲を全て剥離してから、施工しなければなりません。

 

外観

・他の埋込式ブロックや樹脂系の貼付式タイプに比べ、突起部は丸みを帯びてしまいます。


 

設置手順概要  

1.路面に作図します。

2.専用の施工機で下地材を施工します。

下地材は突起部の材料よりも柔らかく、路面の凹凸を吸収します。このため、上部突起部への路面の影響を極力少なくすることができます。
   
3.下地の上に突起部を形成します。
専用の施工機によって、突起部を形成します。先の下地施工により、突起がスムーズに形成出来ます。
   

4.完成です。
タッチルートはこのように自然なカーブを描くことも可能なため、交差点のカーブに沿った施工もできます。
(ただし、各自治体によって設置方法のガイドラインが異なるため、自治体によっては段状になる場合もあります。)

材料が溶融型材料(熱可塑材料)であるため、材料が常温になれば現場解放を行えます。現場解放までの時間は夏で約5分程度。冬は2〜3分程度です。